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「第15回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」開幕
太陽光発電や風力発電など自然の力を活用した再生可能エネルギーに関する先端技術を紹介する「第15回再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」(主催・再生可能エネルギー協議会)が9日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した。
今回は「ENEX2021」(第45回地球環境とエネルギーの調和展、主催・省エネルギーセンター)、「DER Japan2021(分散エネルギーとデジタル技術の融合展、主催・JTBコミュニケーションデザイン)も同時開催。国内外の171社・団体などが出展するとともに、関連する講演なども行われる。会期は11日まで。入場無料。
9日午前の基調講演に登壇した資源エネルギー庁の江澤正名・省エネルギー課長は「今はさまざまな変化が生じているが、そうした変化も踏まえながら2050年の脱炭素社会の実現を目指し、グリーンイノベーションにつなげていきたい」と述べた。
続いて登壇した筑波大学の内山洋司名誉教授は、産業分野の脱炭素化に触れ、「熱を無駄にしないヒートポンプのさらなる普及が必要」と指摘。積水ハウスの石田建一常務執行役は使用電力の100%を再生エネルギー化する取り組み「RE100」に触れ、「脱炭素は避けられない。多くの企業がまずRE100を宣言することが重要だ」と強調した。