メーカー

フィルムで自動車を色付け 布施真空、塗装より省エネ実現

 樹脂成形の布施真空(大阪府羽曳野市)は、ボンネットなど主に外装の自動車部品にフィルムを貼り付け、むらなく色付けできる大型の装置を開発した。何層にも塗装する従来の手法と比べ使用電力量が3分の1程度で済む省エネが売りで、環境に配慮した車造りを目指す自動車メーカーへの売り込みを目指す。

 装置の中を真空状態にして接着剤が付いたフィルムを物体に近づけ、外から圧力を加えて貼り合わせる独自技術「3次元表面加飾工法」を使う。対象が複雑な形状でも空気だまりが生じず、フィルムに防水機能を持たせるなどすれば物体の性能を向上させられる。

 独自技術はトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の内装やパナソニック製の便器に採用された実績がある。顧客から大型化を望む声があったため1億円超を投じ、大型装置の開発に踏み切った。フィルムを貼り付けられるのは縦約1.5メートル、横約2.3メートルまでの物体だ。

 布施真空は有償で技術供与も行っており、矢葺勉社長は「環境に優しい工法なので、全世界で使ってもらうのが夢だ」と語った。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング