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ラップで覆い感染防止 キーボード保護、巻き取り機器開発

 愛知県の中小メーカーが協力し、パソコンなどのキーボードを介した新型コロナウイルスの感染を防ぐ機器を開発した。市販の食品ラップでキーボードの表面を保護し、清潔を保つ。病院内の端末やATM(現金自動預払機)、券売機への活用を見込む。自動車部品の製造技術を応用した。

 開発したのは、自動車部品の金型を製造するエムエス製作所(愛知県清須市)と金属加工を手掛ける山一ハガネ(名古屋市)。機器は「TOUCH WRAP(タッチ・ラップ)」と名付けた。

 機器はキーボードの両脇に置き、片方にラップの筒をセットする構造。ラップを引き出し、キーボードを覆い、もう片方の筒に巻き付ける。入力が終われば、触れた部分を巻き取り、清潔なラップを張り直す。市販品を利用することで補充しやすく、費用も抑えた。キーボードの使い心地にもほとんど影響はない。

 今後、量産に向けて改良を重ね、1万~2万円程度での販売を目指す。

 医師としても働くエムエスの迫田邦裕社長が院内感染を防ごうと考案。キーボードは掃除が難しく、院内感染の原因になる懸念があった。金属を精密に加工する技術を使い、スムーズな動きを実現した。迫田氏は「できるだけ早く販売し、医療従事者の負荷を減らしたい」と意気込んでいる。

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