メーカー

高血圧遠隔診療、実現に意欲 オムロン、国内保険適用向け米で検証

 オムロンの山田義仁社長はオンラインで共同通信のインタビューに応じ、米国で展開する高血圧患者の遠隔診療を日本でも導入することに意欲を示した。自宅で測定した血圧のデータが医療機関の電子カルテに反映されるサービスで、日本での公的医療保険適用に向け、重症化を予防する効果があることを米国で検証していく考えだ。

 高血圧患者の血圧を遠隔で監視するサービスは日本では公的医療保険の対象外で収益が見込めず、事業化できていない。山田社長は「一度(心筋梗塞などの)発作を起こすと後遺症により莫大(ばくだい)な医療費がかかる。そのため米国では治療から(重症化の)予防に資金を投入する流れに変わった」と指摘。「高齢化で医療費が急増する日本でも重要な問題だ」と述べた。

 オムロンは家庭用電子血圧計の世界シェア首位。高血圧は心筋梗塞や脳卒中など重大な病気を引き起こす原因となる。

 米国では2019年に慢性疾患患者の血圧を含む生体データの遠隔監視が、高齢者向け公的医療保険の対象になった。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング