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国交省システムに不正アクセス 政務3役のメアドなど7万6000件の情報流出

 国土交通省は26日、富士通に管理・運営を委託している省内の情報共有システムが不正アクセスを受け、赤羽一嘉国交相ら政務三役を含む同省関係者のメールアドレスなど約7万6千件の情報が流出したことが分かったと発表した。富士通が流出先や不正アクセスを行った第三者などの詳細を調べている。他省庁や民間企業でも同様に情報流出が起きたといい、国交省は同社に対し不正アクセスの原因や被害の全容把握を求めている。

 同省によると、今月14日、富士通から同省に対し、省内のスケジュール管理やインターネット通信の閲覧制限などの機能を持つ情報共有ツールのシステムが不正アクセスを受けたと報告があった。富士通によるその後の調査で、赤羽氏をはじめとする政務三役や事務次官らを含む同省関係者のほか、同省のメーリングリストに登録されていた外部の関係者らのメールアドレスなどが流出したことが分かった。

 行政情報化推進課の担当者は「通常業務に支障はない」とした上で、「内閣サイバーセキュリティセンターと連携し、省のセキュリティーを強化しなければならない」と話した。

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