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ソフトバンク、5Gで共創 新規ビジネス狙いコンソーシアム設立へ

 ソフトバンクは1日、2021年度の法人事業説明会で、第5世代(5G)移動通信システムを活用した新規ビジネスの共創のためのコンソーシアムを設立することを明らかにした。5Gを使った法人向けサービスの実証実験などを行い商用化を目指す。携帯料金の値下げで通信事業が打撃を受ける中、法人事業を収益の柱に育てるため、多様な企業と連携を進める考え。

 コンソーシアムでは、参画する企業や大学教授などの専門家と業種ごとに新サービスを研究する。5Gの導入を検討する企業や自治体向けに最新技術も紹介していく。宮川潤一社長は「通信事業はレッドオーシャン(競争の激しい市場)。法人向け事業は個人向け事業と並ぶ第2の柱となる」と強調した。

 5G活用をめぐり、NTTドコモは2月、海外に拠点を持つ企業向けに通信機器の提供など各種サービスを行うコンソーシアムを結成すると発表。KDDIも昨年10月、5Gを使った新ビジネスの創出を目的に企業連合を設立した。

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