メーカー

ROKI、自動車用濾過技術を生かしマスク事業 「第2の事業軸となる」

 自動車用濾過機器などを手掛けるROKI(浜松市天竜区)はマスク事業に参入した。強みとする、気体や液体などから不純物を除去するフィルターの技術を生かし、約26億円を投じて浜松市内にマスクの専用工場を建設して今月から生産を開始。高い品質や性能を売りとしたマスクの新商品「纏(まとい)」を自社サイトで先行発売し、9月からは全国の店頭で順次販売を始める予定。

 専用工場では不織布から耳紐まで手掛け、月間約2000万枚の生産能力を備えた。順次生産ピッチを上げて、最大生産量に近づける。マスク事業への参入第1弾となる「纏」は、日常生活だけでなく医療現場でも使えるといい、顔の大きさに応じて3段階のサイズを選べる。隙間を減らしてフィット感も高めた。希望小売価格は、50枚入りが3300円、7枚入りが498円。

 年内から来年にかけて、機能性を高めたマスクや医療用高性能マスク「N95」などの新商品の発売も計画しているという。

 ROKIは自動車や二輪車向けのフィルター製品の開発や製造、販売を主力とし、世界12カ国に22拠点を展開。自動車産業が変革期にあるとされる中、フィルターの技術をもとに新領域を攻めて事業拡大につなげる。

 池田正寿・執行役員新事業本部長は「マスク事業は第2の事業軸となる。フィルターの技術を軸にあらゆる領域に挑戦し、価値を提供する会社に転換していく」と話している。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング