金融

堂島商取コメ先物、来月の意見聴取が山場 社長「要件満たす」

 農林水産省にコメ先物取引の本上場への移行を申請している大阪堂島商品取引所の中塚一宏社長は29日、大阪市内で記者会見し、本上場申請について「要件を満たしていると考えている」と述べ、試験上場延長への申請に切り替えない考えを強調した。農水省が8月5日に予定している意見聴取の場に中塚氏自ら参加して、本上場認可への理解を求める。

 ただ、農水省側は本上場の認可基準を満たしていないとの判断を示しており、堂島側が説得できなければ、コメ先物は上場廃止になる公算が大きい。

 中塚氏は「不認可になることは想定していない」と説明。農水省が取引参加者の数が増えていないことなどを理由にしたことについては、「取引量も参加者も、今後参加する意向がある人も増えている」と反論した。

 また、農水省から不認可と判断された場合でも試験上場の延長を申請しない方針を示したうえで、認可基準があいまいだとして「今回試験上場になっても(将来的な)本上場にたどりつかない」と批判した。

 コメ先物は平成23年に試験上場が始まったが常設の本上場は認められず、2年ごとの延長で市場を存続させてきた。2年前に堂島が本上場を申請した際は取引量の少なさが問題視されたが、この2年間は過去最高水準の取引量になっている。

 ただ、全国農業協同組合中央会(JA全中)などJAグループは取引参加に慎重姿勢を貫いており、自民党内にも本上場に否定的な声が出ている。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング