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KDDI、スペースX提携 衛星活用、過疎地で通話も

 KDDIが、米宇宙企業スペースXと人工衛星を活用した通信サービスの実用化に向けて業務提携したことが10日、分かった。携帯電話の通信網を張り巡らせることが難しい山間部や離島などの過疎地でも通話や通信サービスをつながりやすくする。13日に発表する。

 KDDIとスペースXは実証実験を経て、令和4年にサービスを実用化することを目指す。利用者に追加料金は発生しない。

 KDDIの通信網は、主流の第4世代(4G)移動通信システムで人口カバー率が99・9%に達するが、山間部などでは圏外になることも多い。衛星の活用により、基地局の整備が難しかった地域にもサービスを提供し、利便性を高める。

 スペースXが打ち上げた人工衛星は高度500キロ強の低軌道を周回し、通常の人工衛星を活用する場合と比べて、高速大容量で通信できるのが特徴だ。基地局に衛星と通信するためのアンテナを設置。衛星を経由し、山口衛星通信所(山口市)に新たに設けた無線局を通じてデータをやりとりする。

 スペースXは、米著名起業家のイーロン・マスク氏が創業した。昨年5月には民間として初めて有人船を宇宙に送った。

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