メーカー

フードロス減少にも一役 シャープ、ヘルシオ新機種

 シャープは16日、水蒸気で調理するオーブンレンジ「ヘルシオ」の新機種を発表した。人工知能(AI)とモノのインターネットの技術を融合させたシャープ独自の機能「AIoT」機能が搭載され、200種以上のメニューを自動調理できる。AIoT対応の冷蔵庫と連携し、余った食材で作る料理の提案もできるため、フードロス(食品廃棄)の減少も期待されるという。

 ヘルシオは高温の水蒸気による加熱で、焼く、炒める、蒸す、ゆでるなどの調理ができるオーブンレンジ。レシピをダウンロードすることで、天ぷらやローストビーフなどのメニューから、プリンなどのデザートまで簡単につくることができる。

 同社によると、コロナ禍で在宅時間が増えたことで、電子レンジの使用回数が急増しているといい、令和元年比で昨年は1・4倍以上、今年も同程度で推移しているという。市場規模も拡大しており、ヘルシオの出荷台数もコロナ禍前と比べ約8%増となっている。同社の担当者は「コロナ禍を経て新しい食生活のスタイルが今後も続くと思われる。外食産業とも連携しながら広めていきたい」としている。

 新機種は、2品同時温めなどができる「AX-RA20」が11月30日発売で市場想定価格は14万円程度、「AX-HA20」が12月3日発売で11万円程度となっている。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング