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日電産、OKKを子会社化 工作機械事業を強化

 日本電産は18日、工作機械メーカーのOKKと資本提携したと発表した。第三者割当増資によりOKK株の66・7%を約54億円で取得して子会社化する。日本電産は三菱重工業傘下の同業企業も買収しており、両社の経営資源を組み合わせて工作機械事業を強化する。

 兵庫県伊丹市に本社を置くOKKは大正4年創業の老舗メーカー。金属を削って成形する工作機械に強みがある。ただ海外展開の遅れなどから事業規模が縮小しており、令和4年3月期の連結売上高は157億円、最終損益は11億円の赤字を見込む。今年9月には棚卸し資産の過大計上などの不適切会計も発覚した。

 日本電産は8月には三菱重工系の工作機械メーカーを買収した。OKKと技術開発などでの相乗効果を見込み、製品の品ぞろえも拡充する。

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