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「三井のブランドで買った」「なぜ売った」 傾いたマンション…怒りと不安の声

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「三井のブランドで買った」「なぜ売った」 傾いたマンション…怒りと不安の声

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 三井不動産グループが販売した横浜市都筑区のマンションが傾いている問題。建物を支えるくいの一部でデータ偽装や施工不具合が明らかになり、くい打ち工事を請け負った大手化学メーカー「旭化成」の子会社「旭化成建材」が手掛けたマンションなど約3000棟の建物にも「疑惑」の目が向けられる事態になった。「はらわたが煮えくりかえる」「なぜ欠陥物件を売ったのか」。有名ブランドに寄せた信頼を裏切られ、怒りをぶちまける住民。傾いた「安心」は取り戻せるのか。(川上朝栄、那須慎一、岩崎雅子)

 「三井のブランドで買ったのに」

 「傾き」が発覚した14日、マンション周辺には報道各社が殺到し、住民へのインタビューを試みた。エントランス前には警備員が立ちはだかり、敷地内への立ち入りを厳しく制限、騒然とした雰囲気に包まれる場面もあった。

 「三井のブランドで買った。データの改竄はあり得ないよね」

 70代の住民男性は、吐き捨てるように話した。

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