SankeiBiz for mobile

熊本地震、ホンダやトヨタが操業停止 部品調達滞り、復旧着手まで時間

記事詳細

熊本地震、ホンダやトヨタが操業停止 部品調達滞り、復旧着手まで時間

更新

 三菱自動車は週明け18日、水島製作所(岡山県)の一部ラインを、19日は全ラインの稼働を止める。アイシン精機の熊本市の工場が止まり、エンジン関連部品の調達が滞るためだ。半導体大手のルネサスエレクトロニクスも、自動車向け半導体などを生産する熊本市の工場の操業を停止した。

 2011年の東日本大震災では、電子部品などの工場が被害を受け、サプライチェーン(部品供給網)が寸断、自動車メーカーは長期間、生産を休止した。これに対し、林幹雄経済産業相は15日の記者会見で、「東日本大震災のような(大きな)影響があるとの報告は受けていない」と述べたが、影響が広がる懸念がある。

 一方、流通大手のイオンは15日、熊本県内の2店舗を安全確認のために臨時休業したが、食料品は駐車場を使って販売した。セブン-イレブン・ジャパンなどのコンビニエンスストア大手は、被害が大きかった熊本県益城町役場などにおにぎりや飲料水などを送った。

ランキング