性器増大・包茎手術で悪夢 ぼったくり、患部壊死…弱みにつけこむ美容医療の闇
更新クリニックからは誠実な対応が得られないまま、突然、閉院すると伝えられたという。
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納得できない田中さんは昨年6月、医師らを相手取り、約7千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
訴訟では「手術前にリスクについての説明がなかった」とする田中さん側に対し、医師側は「血流障害などの危険性について説明した」と反論。さらに「早期の薬剤除去を勧めたが、(田中さん側が)様子を見ると言って拒否した」と主張、真っ向から対立している。
ただ、仮に田中さんの訴えが認められたとしても性器が元通りになるわけではない。最初の手術から2年以上が経過した今でも、強い後悔の念にさいなまれている。
「えらいことをしてしまった。手術を検討している人は、絶対に安易に受けないでほしい」
即日契約、即日施術でトラブル多発
こうした被害事例は田中さんに限ったことではない。国民生活センターは今年6月、包茎手術やそれに伴う性器増大手術をめぐりトラブルが相次いでいるとして注意喚起を行った。
