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SMAP解散の影響は… 「アイドル高齢化時代」のモデルケースになるか

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SMAP解散の影響は… 「アイドル高齢化時代」のモデルケースになるか

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 14日未明、12月31日をもって解散することを発表したSMAP。結成した昭和63年以後、メンバーは芸能界という舞台で、「平成」とともに歩み続けた。不況続きの時代、彼らの代表曲「がんばりましょう」や「世界に一つだけの花」に励まされた人は多いのではないか。世代や性別を超えて人気を集めた国民的グループの解散の影響は大きい。

 SMAPが芸能界で成し遂げたことは多岐にわたる。バラエティー番組でコントに挑戦するなど、従来とは全く異なるアイドル像を確立。メンバーが出演したドラマや映画は社会現象になり、CDは次々とミリオンセラーを記録した。

 同じ事務所の後輩である「KAT-TUN」の中丸雄一さん(32)は14日朝のテレビ番組で、「男性グループとはどういったものかを提示した先駆者」と語った。法政大の稲増龍夫教授(メディア文化論)は「メンバーそれぞれが自分のキャラクターを前面に出し、みんなバラバラなのに、一つの『SMAP』というグループを作り上げた。多様性のある、新しい時代の組織のあり方を見せてくれた」と話す。

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