絶滅からトラ救え-虎党社長がグッズ作製、売上は保護活動に「象徴、幻の動物にしてはならぬ」
更新プロ野球の阪神タイガースをこよなく愛する奈良県上牧町の縫製会社社長が、Tシャツなどの応援グッズを球団公認で作製し、絶滅が危惧されるトラの保護活動に売り上げを寄付するプロジェクトを立ち上げた。「阪神タイガースの象徴であるトラを幻の動物にしてはならない」。クラウドファンディングで協力を募ると、22日に目標金額の30万円を達成。賛同者は70人を超えた。(前原彩希)
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同プロジェクトに取り組むのは、縫製工場を運営する合同会社「ヴァレイ」の谷英希社長(28)。「プロ野球選手になりたかった」という元野球少年で、小学生のころからタイガースの大ファンという。
そんな“虎党”が、なぜ突然実物のトラに興味を持ったのか。谷社長は昨年7月、たまたま知人から野生のトラの数が減っていると聞いた。20世紀初頭には10万頭生息していたが、密猟や環境破壊によって、平成28年には3890頭に激減したという。外的な要因で絶滅の危機にあるトラの姿が、安価な海外製品に押されて衰退する、縫製業界の現状と重なった。「日本の服作りを支えたいという思いで縫製を始めた。その服作りでトラを救うことができればどんなにいいか」。
