品質不正、日本メーカーに共通点 ガバナンスの欠如、コストダウンで現場負担の増加も
更新KYBは、連結売上高の約6割を自動車部品が占める。それに対し免震・制振オイルダンパー事業の割合は3%弱にすぎず07年には子会社のカヤバシステムマシナリー(東京都港区)へ事業譲渡されていた。子会社に移ったことで経営陣が目配りできなくなり、ガバナンスは機能不全に陥った。
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各社は情報開示でも後手に回っている。子会社でデータ改竄が発覚した東レの日覚昭広社長は「神鋼の問題がなければ不正を公表していなかった」とまで言い切った。
危機管理広報コンサルティング会社、エイレックスの江良俊郎社長は「まったく甘い。企業向けビジネスが中心で、消費者のことを考えていない」と対応を厳しく批判する。
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■製造業で最近1年間に発覚した品質データ改竄などの不正問題
神戸製鋼所 アルミ・銅製品など
三菱マテリアル シール材、銅製品など
東レ タイヤ補強剤
シチズン時計 LED部品
宇部興産 ポリエチレン製品
日本ガイシ 送電線の絶縁体
日立化成 産業用鉛蓄電池
日産自動車、SUBARU、スズキ、マツダ、ヤマハ発動機 自動車・二輪車の燃費性能・排ガス成分
クボタ 銅板生産設備の部品
※子会社など含む。神鋼の最初の公表は2017年10月8日

