社会・その他

大阪・西成中華街構想に暗雲? 中国人の不法残留の実態

 日本人配偶者の立場を得たメリットは大きかった。外国人が永住権を得るには原則10年以上日本で暮らす必要があるが、日本人配偶者になれば、結婚後最短3年で永住権を取得できる。さらに、永住者になれば離婚しても重罪を犯さない限りは国外退去とはなりにくい。

 永住権を取得したシャオイン容疑者は昨年4月には大阪市西成区のあいりん地区に、カラオケ居酒屋「幸せ」をオープンした。

 あいりん地区は、「日雇い労働者の街」というイメージが強いが、約5年前から、中国人女性が経営するカラオケ居酒屋の出店が相次いでいる。

 日雇い労働者や生活保護受給者を相手とした営業であれば、少額であっても一定の売り上げが見込めるとあってか、瞬く間に急増。商店街沿いを中心に現在、約150店舗がひしめき合い、商店街全体の3~4割を占めており、「中華街構想」まで浮上している。

 順風満帆に見えたシャオイン容疑者の「長女なりすまし生活」は突如として暗転する。

 昨年11月、他人の自転車を無断で利用したとして占有離脱物横領容疑で西成署に摘発されたのだ。書類上は別人になっていても、指紋を採取すれば、過去に強制送還され、日本にいないはずの「グオ・シャオイン」と一致する。本当の身元が判明し、12年余りにわたるなりすまし生活に終止符が打たれることとなった。

 姉の逮捕で妹も

 シャオイン容疑者への捜査で、妹のフォンユン容疑者の不法残留も発覚する。

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