「非正規労働者」待遇改善に動き 正社員化・賃上げの広がり不可欠
更新連合は関東などでも同様の集会を開いている。古賀会長は「物価や負担だけが上がり、働く者の賃金が上がらなければ、社会の混乱は必至だ」と今春闘に向けた意気込みを強調する。
総務省の12年の調査によると、非正規労働者の総数は2042万人と07年の前回調査から152万人増え、初めて2000万人を超えた。労働者全体に占める割合も38.2%と過去最高の水準にある。
非正規が増えた理由について、連合非正規労働センターの村上陽子総合局長は「バブル経済崩壊後、経営側が総人件費圧縮の手段にしてきたためだ」と指摘する。非正規の約2割、派遣の4割弱は望まない仕事に就いており、村上氏は“不本意非正規”だと訴える。
国税庁が昨秋発表した調査によると、12年の社員など正規労働者の平均年間給与は468万円だが、非正規労働者は同168万円にとどまっており、約2.8倍の差がある。
