食べたら死ぬ、触れても危険…猛毒キノコの恐怖 奈良で大量発生の謎
更新ナラ枯れの被害が進行している生駒山山麓では、今年7月にもカエンタケが発生。9月末には、同様にナラ枯れの被害が確認された世界遺産「春日山原始林」(奈良市)の遊歩道付近でも、新たに約30本が群生しているのを同会が発見した。
同会から通報を受けた県では、担当者らがカエンタケをスコップで掘り起こして駆除し、周辺に「触らないで」などと書いた看板を設置するなどして注意を喚起。幸いこれまでカエンタケによる人や動物の被害は確認されていない。
毒キノコは40種以上
キノコは、山の木々の根元付近や、朽ちた木から生じる。文字通り、「木の子」を意味する菌類だ。
林野庁によると、日本に存在するキノコの種類は4千~5千で、うちシイタケやマツタケなど、食べることができるのは約100種類。一方、毒キノコは約40種類が確認されているが、それ以外の大半は毒があるかどうかも不明という。







