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“爆買い”日本人からクレーム続出 優遇し過ぎ、食べ散らかし、トイレ汚し…

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“爆買い”日本人からクレーム続出 優遇し過ぎ、食べ散らかし、トイレ汚し…

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 ある百貨店関係者は「実はお客さまから、中国人向けの百貨店になったらいかがですか、といったクレームが後を絶たない」と声をひそめる。

 中国人客がまき散らすごみやトイレのマナーが問題視され、まゆをひそめる日本人もいまなお多い。だが、商店街側が観光・バス会社への申し入れなどを重ねたこともあり、かなり改善されているという。

 「かつて日本人が豊かになる過程で海外旅行に行き、カメラを下げて大量の買い物をする様子が冷やかされたが、豊かになった中国人が日本で同じことをしているだけ。温かい目で見てほしいし、日本人客も楽しめる商店街にしたい」と同幹部。ただ、金を落としてくれる中国人客ばかりに目を向けたサービスを繰り広げることで日本人客をないがしろにしている-と受け止められれば、百貨店や商店街にとって決していい結果を生まないだろう。爆買いもいつまで続くか分からないのだ。

 爆買いの中国人客を受け入れながら日本人客離れをどう防ぐのか。共存共栄に向けた商売の「知恵」が問われている。

このニュースのフォト

  • 春節に伴う大型休暇中、夜間も中国人観光客らでにぎわったミナミの道頓堀=大阪市中央区
  • 中国人客向けの土産店「日本精品館RANK-IN」も化粧品の福袋を用意。好調な売れ行きだった=2月8日、大阪市中央区
  • 街歩きに疲れたのか、眠ってしまった子供を荷物の上に寝かせてドラッグストアに入店していた=2月8日、大阪市中央区
  • 中国人観光客らでにぎわったドラッグストア。春節の張り紙が掲げられていた=2月8日、大阪市中央区

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