泡にこだわり「液体せっけん」新商品続々 保湿や肌荒れ防止
更新用途が拡大
泡状の「液体せっけん」は、そもそも小さい子供を洗うのに使いやすいため、ベビー用品として販売されたが、使いやすい泡に注目した大人たちの間でも消費が拡大。単なる洗浄以外にも機能が付け加わり、大手メーカーが相次いで参入してきた。
液体ハンドソープ「キレイキレイ」を販売するライオンによると、泡タイプが最も普及しているハンドソープ市場では、いまや全体の約7割を占めるまでに普及しているという。
泡タイプのボディーソープも増えたことで、体洗いの習慣も変化している。
ヘルスケア商品大手ジョンソン・エンド・ジョンソンによると、東京で働く20~30代の女性100人に対する調査では、体を手で洗うとした割合は2年前より増えており、担当者は「体をゴシゴシ洗うことが、皮膚の乾燥や肌のトラブルにつながるといったことが知られ、泡で優しく洗うことが認知されてきている」と話している。

