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【局アナnet】辛い記憶克服、県初の小型警察犬に 牟田祥子

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【局アナnet】辛い記憶克服、県初の小型警察犬に 牟田祥子

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 事件や事故の現場で活躍する警察犬。茨城県警の嘱託警察犬としてドーベルマンやシェパードなど大型犬にまじって活動しているのが、小型犬・トイプードルのアンズです。

 同県警は、日本警察犬協会が警察犬に適するとした大型7犬種から警察犬を選んでいましたが、昨年から対象を全犬種に変更しました。アンズは、49頭が参加した昨年10月の審査会で小型犬3頭の中から唯一合格、晴れて県初の小型警察犬となったのです。

 実はアンズには2013年、生後90日で殺処分されそうなところを同県東海村の県動物愛護推進員、鈴木博房さんに保護されたという経験があります。シェパード4頭を飼い、警察犬に育て上げた鈴木さん。人に怯えるアンズにリハビリを施し、やがて警察犬訓練に連れて行くようになります。するとアンズは興味津々。実際に訓練すると、めきめき上達しました。

 「今はまだ先輩犬の出動に同行する修業の身。調査の精度を高め、独り立ちさせたい」と鈴木さんは話します。シェパードなどが苦手な錠剤やピアスといった小さな物を見つけるのが得意で、遺留品調査に向いているそうです。

 辛い記憶に負けずに頑張るアンズを私も精一杯応援します。

<プロフィル>

 むた・あきこ 元NHK(水戸・首都圏)リポーター。現在茨城県内を中心にフリーアナウンサーとして活動中。

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このニュースのフォト

  • 茨城県で初の小型警察犬となったアンズ
  • 先輩ドーベルマン(右)と一緒のアンズ

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