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「天賦の才」を磨く最高の子育て 書道家・武田双雲の“禁止”のない家

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「天賦の才」を磨く最高の子育て 書道家・武田双雲の“禁止”のない家

配信元:PRESIDENT Online 更新

 僕はその広い家で、とにかく自由に遊ばせてもらいました。ベランダでローラースケートをしたり、屋上に段ボールで秘密基地をつくって、夜中に懐中電灯をつけてこもったり、ファミコンをするために、大勢の友達を呼んだり。何をしても、怒られた記憶はありません。

 うちの両親の子育てをひと言でいうなら、“放任肯定主義”です。書道家の母に3歳から手ほどきを受けた書道については厳しかったですが、勉強や行儀については一切言われたことはありません。家の中で暴れて、階段の踏み板を割っても怒られない。それどころか、母からは「元気でよか」と肯定される。止められないものだから、いろんなチャレンジをして、これまでに骨折は7回。本数でいうと10本以上折っていますから、普通よりは多いでしょうか(笑)。

 父も「大智(だいち:本名)は天才」が口癖で、何をしても手放しで肯定してくれました。大学を卒業してNTTに就職したときは、「代々自営業の武田家から、大企業の会社員が出た!」と大喜び。

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