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若者がハマる出会いアプリの罠 平気で恋愛を「ポイ捨て」、男性が直面する「スワイプ疲れ」

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若者がハマる出会いアプリの罠 平気で恋愛を「ポイ捨て」、男性が直面する「スワイプ疲れ」

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 さらに今回話を聞いた男性4人のうち3人には、タイムラインに表示された女性のほとんどを「LIKE」に振り分けるという共通点があった。前出のIT企業勤務の男性によると、ここまでする理由は「女性となかなかマッチしないから」だという。この男性は片っ端から女性を「LIKE」して貴重なマッチングを逃さないようにするが、「それでもマッチング率はかなり低い」と話す。無料会員には利用制限があり、120回スワイプすると、その後12時間空けないと再開できない。無料会員のこの男性は、上限までの利用を2~3回経てやっと1人とマッチングする程度。240人~360人に1人としかマッチングしない。

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 広告代理店勤務の24歳男性も「マッチしないからいったん全部『右スワイプ』。マッチしてから興味がある人のプロフィールを見る。マッチしてもメッセージを送る必要はないから」と、女性の情報をろくに見ていないと話す。筆者も男性ユーザーのプロフィールを見ていくと「とりあえず右スワイプお願いします!」という相手が誰でも厭わないユーザーが散見された。

やがて訪れる「スワイプ疲れ」…

 一方、女性側のマッチング率は男性とは打って変わる。出版社勤務の26歳女性は「(LIKEする相手は)20人に1人いるかいないか。写真を数枚見て本当にタイプの人しかしない」と、たとえ遊び目的のときで使用する際もシビアに判断するという。男性とは一転して「マッチング率はほぼ100%」。前出の百貨店勤務の女性は「LIKEされて承認欲求を満たすため」にティンダーを利用するほどだ。銀行員の25歳女性も、マッチング率の高さから「自分がモテてると勘違いしてしまう」と話す。

 IT企業勤務の26歳男性は「男側は選ばずスワイプしまくるから疲れる」と消耗感を口にする。やっとマッチングしてメッセージを送っても返事がないこともあれば、メッセージのやり取りがつまらなかったり、なかなかデートまでたどり着けずに疲弊することも。

 「飽きたり疲れたりしてやめるけど、数日経ったらまた始めてしまう」(前出の広告代理店勤務男性)。簡単に出会いを創出するマッチングアプリだが、平気で交際解消するクセがついたり、マッチングやメッセージのやり取りに疲弊したりする他、一度ハマるとアプリをやめられない中毒症状に陥ってしまうこともある。一利あれば一害あり、マッチングアプリはリスクも認識したうえで適度な距離感を保って利用するのが良さそうだ。(SankeiBiz 久住梨子)

このニュースのフォト

  • ティンダーの公式アプリから引用
  • ティンダー公式アプリから引用
  • 写真をタップすると簡単なプロフィールが表示される(女性の画像はティンダー公式ブログから引用。画像はSankeiBiz編集部で一部加工しています)

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