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トヨタ、外資系コンサル…かつての職場でクビ寸前 「負けたこと」はいつか大きな財産になる

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トヨタ、外資系コンサル…かつての職場でクビ寸前 「負けたこと」はいつか大きな財産になる

配信元:PRESIDENT Online 更新

 「トヨタでやっていたのは目の前で起きていることの問題解決なのでわかりやすいのですが、ここでは未知の業界やテーマを与えられ、問題解決しろと言われました。どれも経営者が悩む大問題です。たとえば、洋上風力発電を考えている会社がある。ビジネスになるか答えを出せとか」

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 コンサルタントなら未経験の問題でもロジカルに考えることで答えを出せるが、今までそういう考え方をしたことがなかった。転職から6カ月間、手も足も出ず、上司から「使い物にならん」「給料泥棒」など、厳しく言われ、クビ寸前まで追い詰められた。

 ロジカルシンキングが身に付くまで、毎日調べものやらインタビューやらで深夜まで仕事漬けの日々。転職と同時期に結婚したのに、それが原因で5カ月のスピード離婚。人生のどん底を味わった。

 新卒1~3年くらいの若手にカバーしてもらいながら何とか半年間を乗り切ると、2年目からは絶好調、3年目にはプロジェクトリーダーとして3、4人の部下を従えるように。ところが、ここにもまた落とし穴があった。

 「今、人生はハッピーかい?」

 「部下たちは最初からコンサルで、私を助けてくれるほど仕事ができます。なのに私は思い込みで指示したり、上司の言ったままで指示したり。しかもリーダーだからと彼らの意見に耳を傾けない。そういうのが積み重なって部下の気持ちが離れてしまいました」

 幸い360度評価で直接、自分の悪かったところを聞くことができ、大いに反省した。

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