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なぜ「スーツにリュック」の人が増えたのか 背景にある3つの要因

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なぜ「スーツにリュック」の人が増えたのか 背景にある3つの要因

配信元:PRESIDENT Online 更新

 「2015年に弊社が創業50年を迎えたのを機に、大人ランドセルを発売しました。約2カ月ごとに数量限定で販売するたび、数日以内で完売しています。お客さまの年齢は幅広いですが、中心は30代と40代の男性。なかには女性もいます。男女問わず、スーツスタイルにも合わせやすいとのお声をいただいています」(同社広報室・三角茜氏)

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 そもそも、なぜこれほど「通勤でリュックを使う人」が増えたのか。筆者は時々、放送局や新聞社からも解説を求められるが、次のように説明している。

 (1)ビジネスシーンにおける「カジュアル化」

 (2)どこまでも仕事が追いかけてくる「IT化」

 (3)気象の変化とそれに伴う「消費者意識」

 (1)でいえば、服装との関係も無視できない。ビジネス現場でも、以前に比べてスーツ姿で執務する職種が減った。毎年春から秋にかけて実施される「クールビズ」の影響もあり、大企業オフィスや金融機関の店舗でも、入り口に「当社は×月までの間、クールビズで執務させていただいています」と看板を掲げる会社が目立つ。盛夏には、都心のオフィスでもポロシャツ姿の人をよく見る。

 IT企業や小売業の店頭など、冬でもスーツを着ない職種も増えている。矢野経済研究所によると、スーツ市場は、2007年度の3099億円をピークに市場が縮小し、13年度は2183億円となった。6年で約3割も市場が縮んだのだ。今のところ、その後も市場が回復する気配はない。

 「両手が空く」利便性の重要さ

 (2)は、外出や出張の多い人ほど思い当たるはずだ。外出先でも仕事のメールや書類、資料を見られるようになった半面、どこまでも仕事が追いかけてくる。かなり前から、平日の東海道新幹線の座席は“移動オフィス”となっている。クラウド化が進んだことで「PC持ち出し禁止」の会社も減った。ノートPCやタブレット端末を持ち歩く人は、以前よりも確実に増えている。

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