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育児休業「分割取得可能に」提言

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育児休業「分割取得可能に」提言

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 内閣府の「少子化克服戦略会議」(座長・松田茂樹中京大教授)は4日、政府への提言をまとめた。男性の子育て参加を促進するため、現行では子どもが1歳になるまで男女とも原則的に1回しか取れない育児休業を、数回に分割して取得できるよう法改正を求めた。

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 政府は女性活躍の推進のための重点方針を近く決定し、分割取得など弾力的な育休制度について「中長期的な視点に立って検討する」と盛り込む方針だ。

 厚生労働省の2017年度調査によると、育休の取得率は女性では80%を超える。一方、男性は上昇傾向だが5.14%にとどまり、政府目標の「20年までに13%」の達成は遠い。男性の取得率が約90%と高いスウェーデンでは分割して利用できるほか、日本でも介護休業に関しては最大3回に分けて取得できる。

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