夏ボーナス平均96万7386円 好業績で過去最高 経団連
更新経団連が14日発表した大企業の平成30年夏の賞与・一時金(ボーナス)の第1回集計によると、96社の組合員平均妥結額は昨夏比6.71%増の96万7386円で、昭和34年の調査開始以来、過去最高だった。2年ぶりにプラスに転じた。企業収益の好調さやボーナスを業績に連動させる傾向が強まったことが影響した。
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経団連が4月に発表した定期昇給やベースアップを含む月給の賃上げ率は平均で2.54%。安倍晋三政権が経済界に要請した「3%」の水準を下回ったが、「ボーナスを含めた年収では3%を超える」(経団連)見通しだ。
14業種中、建設、自動車、鉄鋼など12業種で伸び率がプラスとなり、セメント、紙・パルプの2業種がマイナス。金額では東京五輪向け建設需要が旺盛な建設業が157万3957円。自動車は106万1566円だった。