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【IT風土記】新潟発 舗装道路の損傷をAIで判定 点検コストを大幅削減

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 2012年に起きた中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故が発生。これをきっかけに道路を管理する自治体などにトンネルや橋梁の点検を5年ごとに実施するよう義務付けた。さらに舗装道路にもその対策を広げ、「舗装点検要領」を策定したが、100万キロを超す道路を管理する都道府県や市町村は財政難に悩まされ、なかなか本腰を入れて、道路点検に踏み込めないのが実情だ。

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 「舗装点検要領」策定当時の国土交通省の資料をみると、舗装道路の点検を実施している自治体の割合は都道府県で8割に上る一方、日本の道路全体の8割以上を管理する市町村の割合はわずか約2割に過ぎなかった。

対馬英夫技術部長は、自治体の予算や人員の不足で舗装道路の修復が後回しにされている現状を語った

対馬英夫技術部長は、自治体の予算や人員の不足で舗装道路の修復が後回しにされている現状を語った

 「市町村の多くは財政状況が厳しく、道路修繕の費用を捻出できなくなっています。また、高齢化を背景に熟練した技術者もリタイアするなどして、点検などの人員を投入できなくなっているのです」。対馬技術部長はこう指摘する。

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  • フロントガラスに取り付けたカメラで路面を撮影し、ひび割れやわだち掘れの検知する
  • 新潟市西蒲区にある福田道路技術研究所
  • 舗装損傷診断システムについて説明する田口仁技術研究所長
  • 車載カメラで撮影された画像がタブレットに映し出されている
  • AIが解析した画像では、ひび割れ部分が黄色い枠で囲まれている(福田道路提供)
  • 「舗装損傷診断システムの利用をきっかけに自治体が舗装道路の修繕に本格的にとりくむきっかけになってほしい」と語る海野正美取締役
  • 対馬英夫技術部長は、自治体の予算や人員の不足で舗装道路の修復が後回しにされている現状を語った

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