仕事・キャリア
パソコン利用状況で健康チェック パナソニック、働き方改革に商機
実際、パナソニックがある部署で試験的に導入したところ、メールアプリの使用時間が業務時間全体の約55%も占めていたことが判明した。メールが届くたびに開くのをやめて決まった時間にまとめてみるようにしたり、優先度でメールを振り分けて高いものから見たりすると、約2カ月後には約36%に減少した。
手軽にストレス判定
「ストレスチェックサービス」は、社員のパソコンに専用アプリを導入し、オプションサービスとして販売。画面上部の内蔵カメラで社員の顔を写し、緊張で顔がこわばった際の脈拍の変化などをリアルタイムで解析してストレスの強弱を数段階で評価。結果は本人や企業の管理部門に送るなど、導入する企業の要望も踏まえて個別に対応する。
場所や時間にとらわれない柔軟な働き方として、パソコンを使って自宅などで働く「テレワーク」を導入する企業が増えている。これらのサービスの導入で、「直接顔を合わさないテレワークでは把握しづらい業務量やストレスなどを、上司がオフィスにいながらでも読み取ることができるようになる」(中島課長)。
企業としても、長時間労働や過労死が社会問題となる中、仕事量の把握と適正な労務管理でサービス残業などを減らすことができ、働きやすい環境づくりが進むことで、優秀な人材の確保にもつながる。