では相手タイプ別に、どう伝え方を変えればいいのか。提案のシーンを例にして見ていきましょう。
相手タイプ別! 提案する際に効果的なフレーズとは
同じ提案でも、相手タイプに合わせた伝え方をすると採択率がアップします。
1.正義感が強く厳しいタイプに提案するなら…
このタイプは正義感が強く、高い理想を持っていることが多いと言われています。そんな人には大義を絡めた提案がお勧めです。
【例】「会社の理念という意味ではもちろん、日本の未来のためにも、今回はA案でいくべきだと思います」
2.共感力が高く優しいタイプに提案するなら…
このタイプは優しく、面倒見のいい人が多いと言われています。人間関係を大事にする人なので、関係構築はマストです。周りの人が良くなるといった訴求ポイントも効果的でしょう。
【例】「A案なら、〇〇さんも××さんも、みんなが助かると思います」
3.きちんと決めたい論理的なタイプに提案するなら…
このタイプの人は、客観的な判断、合理的な判断を好むと言われています。数字を使うことを意識しましょう。データなどの判断材料を揃え、答えを自分で出してもらうようなアプローチが良いでしょう。
【例】「想定される増加率は、A案25%、B案20%、C案15%です。リスクが少ない順だとA→C→Bになります。詳細はこちらの資料にまとめておきました」
4.感情優先の自由奔放タイプなら…
このタイプは、明るく活発で、感情をストレートに出すタイプだと言われています。「面白そう」と思ってもらえる切り口を探しましょう。人として気に入られること、言い出すタイミングも意識すると良いでしょう。
【例】「A案は起用するタレントさんも旬ですから、楽しくなりそうですよね」
5.指示を重視する優等生タイプなら…
このタイプは受け身で、上司の評価を気にしやすいと言われています。安心して選んでもらえるような提案の仕方がポイントと言えるでしょう。
【例】「昨年も一昨年もA案で社長のOKが出ています」
相手の苦手な話し方を避け、できるだけフィットした話し方を意識する。伝え方のバリエーションを増やし、選べるようにしておく。これを意識するだけで、今までより人に動いてもらうことが楽になるはずです。ぜひ試してみてください。
【最強のコミュニケーション術】は、コミュニケーション研究家の藤田尚弓さんが、様々なコミュニケーションの場面をテーマに、ビジネスシーンですぐに役立つ行動パターンや言い回しを心理学の理論も参考にしながらご紹介する連載コラムです。更新は原則毎月第1火曜日。アーカイブはこちら