月額15万円の“介護ロボ”はコスパ良し? 専門家の見解は
配信元:ITmedia ニュース 更新高齢者の移動を介助するパワーアシストスーツや歩行補助車などと異なり、アイオロス・ロボットは“人間のように動く”ことを意識して開発されている。周囲の環境や物体を認識する「AIビジョンセンサ」と、関節が7つある左右のロボットアーム、移動用の車輪などで構成され、モノをつかんだり運んだりできるのが特徴。生活用品や食事、洗濯物、ごみの回収・運搬などの周辺業務をサポートすることで、介護士が入居者の介護に専念できるようにする狙いだ。
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アイオロス・ロボットは機械学習を使った画像認識技術を使い、エレベーターに乗って目的のフロアに向かったり、用途によって自分の手を付け替え、人間のように掃除機を使ったりできる。バキューム型のアタッチメントを用意せず、あえて人間のように掃除機を使って掃除するのは「人間のように動く執事のような存在にしたかった」という開発者のこだわりだ。
森川会長は「人間は1日8時間働くが、ロボットなら昼間の業務を夜間でもこなせる。業務自体はゆっくり行うと思うが、休まず長時間働けるようになれば人と比べても悪くない」と太鼓判を押す。Aeolus Roboticsによると、「従来と比べ、月額の人件費を4分の1から6分の1まで抑えられる」。現状の連続稼働時間は4時間だが、レンタル契約者の要望に合わせて稼働時間は柔軟に変えられるとしている。
また、人間ではなくロボットが介護業務をサポートするメリットは他にもあるという。









