ヘルスケア
気をつけて、台所での熱中症 炎天下と同じくらい危険!
楽々「レンチン」
「特に夏場は、火を使うのは本当に暑い」
このように話すのは、「りな助」の愛称でも知られる料理研究家の河瀬璃菜さんだ。河瀬さんは電子レンジで作る野菜の副菜「e-おかず」を提唱している。e-おかずの「e」は「electron(電子)」からとったという。
発汗で失われやすいカリウムを多く含んだ夏野菜のナスを使った「照り焼きなすの温玉のっけ」(3~4人分)のレシピを教えてもらった。ナス4~5本をくし形切りにし、しょうゆ大さじ3、酒、はちみつ各大さじ2、適量のゴマ油と一緒にボウルに入れる。ふんわりとラップをかけて600ワットで5分加熱、ラップを外してさらに8分加熱。温泉卵と千切りにした大葉、白煎りゴマとともに盛りつければ完成だ。
「e-おかず」は鍋でゆでるよりも、カリウムやビタミンCなどの水に流出しやすい栄養素が多く残るという。
河瀬さんは「“レンチン”というと手抜きなイメージがつきまとうが、むしろ賢い選択肢と考えてほしい。罪悪感を感じず、楽できるところは楽をしていただきたい」とすすめる。
家事の負担減も
電子レンジを使うことで、熱中症対策だけでなく、家事労働の負担減の効果を期待する声もある。
経営コンサルタントの坂口孝則さんは「日本は共働きの家庭が増える一方で、家事労働の負担があまりにも多い。息苦しさを感じる人も多いのではないか」と説明する。
その上で、「電子レンジは、効率的に栄養分が高い食事を作ることができるツール。空いた時間を家族のだんらんやスキルアップの勉強などに使うこともできる。日本社会全体で、もっと“適当さ”を許容しても良いのではないか」と提案している。