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「スロー地震」多発域、断層破壊防ぐ働き 東日本大震災で京大など確認

 巨大地震が想定される西日本の南海トラフでも、想定震源域の周辺でスロー地震の多発域が確認されており、同様に断層破壊が広がるのを妨げる可能性があるとしている。

 チームは昭和5年以降に日本海溝沿いで発生した大地震でも、スロー地震の多発域では断層が大きく滑っていないことを確認した。

 スロー地震 断層が非常にゆっくりと滑って起きる地震。通常の地震は断層が1秒間に1メートル程度急激にずれて起きるのに対し、大きいものでも1日に1センチほどしかずれないため、ほとんど揺れを感じない。平成12年ごろから国内外の主にプレート境界付近で見つかった。メカニズムは不明な点が多く、数日から数年続く場合もある。

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