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清掃からレクリエーションへ 欧州で拡大、「お金を払ってごみ拾い」ツアー

 ヨーロッパで拡大する「観光客による清掃ツアー」

 最近、ヨーロッパの主に観光都市で、街や運河を清掃する観光ツアーが人気を博している。

 参加費は有料だったり無料だったりまちまちだが、参加者は地元のボランティアなどではなく観光客がほとんどで、社会活動ではなく純粋に観光として、レクリエーションとして楽しんでいる。

 清掃活動をレクリエーションたらしめる各社の工夫や文化的背景は何か。日本において発展する可能性は?

 急成長中のデンマーク「グリーン・カヤック」

 現在そういったツアーを運営する欧州の会社の中で現在最も急成長中なもののひとつに、デンマーク発の「グリーン・カヤック」がある。

 同名のNGOが2017年にコペンハーゲンとオーフスの二都市で始めたこのサービスは、運河のゴミを拾いその体験をSNSでシェアすることを条件に、初心者でも操縦できるカヤックと、安全なカヤッキングに必要なその他の装備、ゴミ拾いのための道具を無料で貸してもらえるというもの。

 まずは無料でカヤックを体験できることに加え、優雅だがありがちな運河クルーズで見るものとはひと味違った運河の景色をじっくり見ることができ、運河やその先にある海をきれいにしたという充実感を味わえる上にSNS映えもばっちりとあって人気を博し、設立からわずか2年で数千人が参加。現在までにアイルランド、ドイツ、ノルウェー、スウェーデンなどに拡大し、今までに水路から回収したゴミは各国で合計18トンというから観光半分の人海戦術もあなどれない。

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