東京モーターショーがテーマパークへ変貌 100万人来場のカギ握る親子連れ
青海エリアにはキーワードの一つ「子供」が楽しめる参加型プログラムや展示物が目白押しだ。中でも最大の目玉は、東京モーターショーが子供向け職業体験型施設のキッザニアと初めてコラボした「職業体験エリア」。小学生を対象に自動車関連10社のブースでメカニックやカーデザイナーなど様々な職業が無料で体験できるのだ。さらには未就学児でも参加できるプログラムもいくつか用意している。
各社のブースを覗くと、男子も女子も工具やペンを片手に楽しそうに“職務”に当たっている。ダイハツのブースでは軽自動車コペンを組み立てる仕事が体験可能。スタッフに聞くと「バンパーやライトが外れた状態から組み立て作業をしてもらいます。通常工程を子供に体験してもらって、最終的に社員による点検・チェックを経て終了となります。技術員と一緒にやるので簡単です」とのことだ。
「お友達にも勧めたい」
フォーミュラマシンを持ち込んだホンダは、レーシングドライバーの仕事を学ぶという夢のあるプログラムだ。コックピットに座ったり、プロが実際に使う高精度のシミュレーターを通して運転技術を磨くという。職業体験に参加した小学1年生の男の子(7歳)にシミュレーターの感想を聞いてみると、「簡単かなと思ったら予想より難しかった。スピードも速かった」とレースカーの速さに驚いた様子。レーシングドライバーになってみたいと思った?と尋ねると「どうかなー。ちょっとまだ難しそうだけど、興味は持った! クルマが好きなお友達にも勧めたい」と満面の笑みで話してくれた。
キッザニアの担当者は「こういう機会をいただき弊社としてもありがたい。クルマってすごいな、ワクワクするな、といった原体験をすることが、将来自分でクルマが欲しい、乗ってみたいということにつながると思う」とコラボの意義を語る。プログラム内容は基本的に「うちの会社のこういう技術を体験してほしい」といったメーカー側の希望を尊重しながら、個別に一緒に作り上げたという。そのために各社がキッザニアまで視察に来たそうだ。「例えば広島のマツダさんは東京のキッザニアまで見に来てくれた。『子供が真剣に、楽しそうに職業体験に参加する様子がすごくよく分かった』とイメージを膨らませていた」という。ちなみに保護者が体験付入場券を購入すれば、子供は2人まで無料で職業体験できる。
乗り物玩具で人気のトミカも、大きなブースの中心に『トミカワールド』の世界観を打ち出した商品群を並べて子供や大人をもてなす。ほかにも「1970年に発売した初代トミカ6種類を再現した50周年記念コレクションや、トヨタとJAXAがコラボした月面探査車のミニカーを参考展示している。懐かしいものから現在、未来のクルマまで、親子でまんべんなく見ていただきたい」と関係者は見どころをアピールする。