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ギグエコノミー(1)サラリーマンの副業、436万人

 インターネットを通じて単発の仕事を請け負う働き方や、それによって成り立つ経済形態を意味するギグエコノミー(Gig Economy)。米配車サービス大手のウーバー・テクノロジーズのようなビジネスモデルをイメージするとわかりやすい。米国では5年ほど前から注目され始めた用語だ。

 ギグはもともと、ジャズやロックのミュージシャンが一晩限りの契約でライブ演奏などに参加することを意味した。このため、ギグエコノミーは、企業や団体などと雇用関係がなく、独立して仕事を請け負うフリーランスをおもな対象とし、ギグワーカーとも呼ばれてきた。

 こうしたなか、日本国内でも副業を容認する企業が増えていることから近年、新しい働き方として存在感を増している。

 クラウドソーシング大手のランサーズによると、日本ではサラリーマンの副業を含めた広義のフリーランス人口は1087万人で、経済規模は20兆円を超えている。このフリーランス人口のうち「複数の企業と契約する個人」(ランサーズ)は700万人を超え、なかでも436万人がサラリーマンの副業だ。(取材協力 ランサーズ)

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