ヘルスケア
飲食店の宅配や持ち帰りサービス支援 東京都、補正予算案に4億円計上へ
東京都が、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで、客が減少している飲食店が宅配や持ち帰りサービスなどを新たに始める際の初期費用を支援する方針を固めたことが15日、関係者への取材で分かった。同日発表する見通しの補正予算案に関連事業費として約4億円を盛り込む。補正予算案の総額は約3574億円になる見込みで、うち約960億円を都が休業要請などに応じた中小事業者に支払う感染拡大防止協力金に充てるとみられる。
関係者によると、補正予算案にはほかに、患者への対応で深夜勤務になる医師、看護師らの宿泊用に医療機関がホテルなどを借り上げる費用の支援に約6億円を計上。活動自粛中のプロのアーティストらの作品をインターネットで発信する機会を提供して活動を支援する費用として、5億円を盛り込む見通し。