ヘルスケア

志村けんさん死去で気付かされた葬儀での新型コロナ感染予防

 葬儀での「3密」

 新型コロナウイルスと無関係の故人の葬儀にも影響が出ている。葬儀会場が、感染を広げる「3密」になりやすいとの懸念だ。

 実際、今月15日に、新型コロナウイルスに感染していることが公表された宇都宮市内の30代の男性医師の場合、3月27、28日に新潟市内で営まれた葬儀で感染したとみられている。一緒に参列した新潟市内に住む母親が陽性と判明し、男性医師もPCR検査を実施し陽性が確認された。

 同社では、「3密」を避けるため、新型コロナウイルスとは無関係の葬儀の挙行に際しても(1)参列者の規模を縮小する(2)参列者の人数と比較して通常より広い式場を準備する(3)会食を行わず参列者にはカタログギフトなどを配って対応する-といった提案を遺族に行っている。現在、全国的にも業界全体が同様の流れにあるとみられる。

 関連業者の倒産も

 ただ、規模縮小は業界の業績悪化にもつながる。帝国データバンク宇都宮支店によると、栃木県内ではケータリングサービス業者の松田商事(小山市萩島)が今月に入り事業を停止した。同支店によると、新型コロナウイルスの影響で倒産する県内初のケースという。

 松田商事は県南エリアなどでの葬儀関係の会食が主力販路だったが、新型コロナウイルスの影響で会食を避ける葬儀が相次ぎ受注が激減。事業継続が不可能になったという。

 ある葬儀業界関係者は「今後も葬儀の縮小傾向は続くだろう。関連業界も含めた業績悪化が心配だ」と話した。

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