《失敗例その3》捨てるモノを探す
片づけを行うときに、ゴミ袋片手に捨てるモノを探す方がいらっしゃいます。捨てるモノを探す片づけは、やる気が持続しません。「モノを捨てる」という行為は楽しくないですものね。
片づけを行うときは、「残すものを探す」という意識で片づけを進めてください。そうすると、「自分にとって残したいモノってなんだろう?」と考えるようになります。そして、残したいモノを考えるときに「使っているかどうか?」という基準で決めるケースをよく見かけます。
この考え方、職場であれば問題ありません。でも、今回はおうちの片づけです。おうちの場合、「使っていないけど好きなモノ」も手元に置いておきたいと思いませんか? そこで、残すモノを決めるときに、使っているかどうか? に加えて、好きかどうか? も選択基準に入れるようにしてみてください。
《失敗例その4》収納グッズを先に買っておく
片づけを始める前に収納グッズを買い込む方がおられます。そもそも「何をいくつ残すのか」が決まっていないのに、どうやって収納グッズを選ばれているのでしょうか。大抵そうやって購入したものは、「サイズが合わず空間を有効に使えない」だったり、「取り出しにくいがとりあえず」と無理に使ってしまいます。最終的に残すモノの数、置く場所が決まってからまとめて買いに行くのが良いでしょう。
《失敗例その5》劇的ビフォーアフターを目指してしまう
メディアの影響からか、劇的なビフォーアフターの変化を目指そうとされる方がおられます。これ、見ている方は楽しいのですが、実際に暮らす人にとってはかなりのストレスです。
行動心理学として有名なインキュベートの法則によると、人は新しい環境に慣れるまでに3週間ほどかかると言われています。その3週間の間は何を手に取るにもワンテンポ遅れてしまいますし、常に「どこに何が置いてあるか」を考えなければなりません。それってかなり辛いですよね。特にご家庭に年配の方がいらっしゃる場合は、あまり極端に場所を変更しないことを前提に進められるとよいですね。
今回は、片づけで失敗しがちなポイントをご紹介しました。どなたかの参考になりましたら幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら