3.「メニューのムリ」を取り除く
最後はメニューです。包丁もろくに握ったことのない夫にとって“失敗したらイヤだな…”という感情が「料理なんてムリ!」との抵抗感に繋がっていたようです。そこで、我が家では調理のハードルを下げるために…
・メニューは3つに絞る
・電気調理鍋のお任せメニューに頼る
としました。メニューに関しては、家族全員に食べたい料理を挙げてもらいランキング化。子供たちの好きなメニューを単純に叶えると、焼肉! ステーキ! からあげ! となってしまうので要注意! ここで意識すべきは“栄養”です。特に妻は食事の栄養バランスについてはシビアに考えていますので、3つのメニューを決めるときの判断基準に加えることをおススメします。
さて、実際に調理をするにあたり、夫が使ったのが電気調理鍋(ティファールのクックフォーミー)です。夫は「これなら楽勝! こんなの全部まとめて入れるだけじゃん!」と使い勝手の良さを絶賛。本当にそうなのです。材料を入れてスイッチオンするだけで火加減などはぜんぶお任せで調理が完成します。しかも油の飛び跳ねが皆無なので、調理後の掃除もラク!
そんなわけで、3つのメニューを4回ずつ作ったタイミングで夫から「次のメニューに移ろうかな」との提案がありました。次第に調理に対する抵抗はなくなり、“お腹が減ったら自分で食べたいものをつくればいい”という認識に変わってきたのだそうです。
そして連休が終わった今でも、夫が在宅勤務の日は夫が調理をする、という流れは継続しています。在宅勤務を機に料理に挑戦してみようかな? と思っている男性の参考になれば幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら