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増えるコロナおじさん・おばさんらの心理状態 もし絡まれたらどうする?

筑前サンミゲル
筑前サンミゲル

 「マスクしない殺人者」!?

 新型コロナウイルスの第2波もピークアウトして減少傾向を見せつつあるも、当面、私たちは「ウィズ(With)コロナ」を余儀なくされそうだ。

 今回の新型コロナが拡大傾向にあるときから全国で“俺はコロナ”と叫ぶコロナおじさんや、自称正義な自粛警察などが増え、余計なストレスを抱えながら過ごしてきた。加えて最近では、コロナおばさんによる迷惑行為も報告されている。いずれの原因もコロナ疲れによるストレスに起因すると考えられる。

 都内でコロナおばさんに絡まれた男性のケースを見てみると-4月末、この日は日中に小雨が降ったため午後以降も気温、湿度ともに高い日だった。

 都内の自営業男性は午後9時半ごろに事務所近くで缶コーヒーを飲んでいた。屋外で自販機脇のゴミ箱近くでだ。男性はコーヒーを飲んでいるので当然、マスクはしていないが、緊急事態宣言発令とゴールデンウィークに入っているビジネス街のため、接する道路を通る人はいない。

 男性がスマートフォンでメールをチェックしていると、いきなり、「マスクしていないなんて信じられない。人殺し!」と女性に罵倒された。見ると、2、3メートル先に大きなピンクのマスクをした50代前半くらいの女性が立っていた。

 男性は、マスクは持っていますよとマスクを胸ポケットから見せるも、

 「マスクしない殺人者!」と叫ぶコロナおばさん。

 ややむっとした男性は、「ここは屋外だし、風も吹いてます。気温も20度を超えているし、湿度もあります。周辺に誰もいないので感染させるリスクは低いですよ」と、理路整然と説明した。

 しかし、コロナおばさんは、聞く耳も持たず、「あんたのせいで大切な家族が殺されてたまるものですか!」と意思疎通ができない。

 男性はこれはダメだと悟り、録音して警察へ相談しようとスマホへ目をやったら、「あんたの家族が死ねばいいんだわ!」と吐き捨てて去っていったという。

 コロナおばさんはその直後、マスクを装着していない眼光鋭い老人とすれ違うも、先ほどとは別人のようにおとなしく通り過ぎた。どうやら言いやすい人間を選んで攻撃していたようだ。

 歪な形で転化されて吹き出した

 自粛警察やコロナおじさん、おばさんの心理状態はどうなっているのか、都内でオンラインサロンを運営するカウンセラーの森田氏(メディアへの露出を希望していないため仮名)は、

 「溜め込んでいるストレスの転化行動だと思われます。これら多くの人たちは、自分は正しい行動をしていると思い込んでいます。自分の内面と対峙することを避け、外へ吐き出している状態でしょう。しかも無意識です。

 ストレスの転化行動には色々あります。趣味に没頭したり、スポーツで身体を動かしたり、買い物をしたりと人それぞれです。今はそれらが制限されていることで、歪な形で転化されて吹き出してしまっているのだと思われます」(カウンセラー森田氏)

 自分は今、大きなストレスや不満を抱えていることを客観的に認識して、自分自身をケアする行動が大切だと森田氏は指摘する。

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