生前整理(1)前向きに生きる「頑張り」
目指せ!シンプルライフ まずは「心の整理」から
生前整理によってシンプルで快適な生活をスタートさせるには、思い切ってモノを手放すことが必要だ。それには、まず心の整理から始めてみよう。ここでは、整理・整頓・片付けの言葉の意味や、そのチェックポイントを紹介する。
家の中をきれいに片付けるために欠かせないのが、「整理」「整頓」「片付け」という3つだ。作業に取りかかる前に、それぞれの言葉にどんな違いがあるか知っておけば、具体的な作業プランが見えてくる。
まず「整理」とは、家の中から不要になったモノ、使っていないモノを追い出す作業であり、モノを手放すことだ。次に「整頓」だが、これは整理した後に残った自分にとって必要なモノを、適切な場所に置くこと。そして、「片付け」は使ったモノを元の位置に戻すことであり、部屋を汚さないための日常の行為になる。
整理・整頓・片付けを始める前に、まず家の中の“散らかり度”をチェックしてみてほしい。ポイントは3つある。1つ目は「傘立て」。家族分以上の本数が刺さっていたら要注意だ。突然の雨で購入したビニール傘などをそのまま置いていないだろうか。
2つ目は、毎日使っている「冷蔵庫」の中。モノを保存しておく習慣がある人は、必要以上に買い込み、賞味期限切れの食材が放置されているケースも考えられる。冷やす対象が増えれば、電力消費が余計に増えるだけでなく、誤って食べれば健康的にもよくないので、すっきりさせることが大切だ。
そして、3つ目が「トイレ」。使用済みのトイレットペーパーの芯が並んでいたり、床にほこりがたまっていたりしてはいないだろうか。冷蔵庫と同じく毎日目にしているトイレが汚れているなら、部屋の散らかりにも無頓着になっている可能性がある。反対に、トイレを清潔にしておけば、家の中の不衛生なところにも目がとまりやすくなるのだ。
「家の中を一気に整理してしまいたい」と考える人におすすめのタイミングがある。子供が就職や結婚などで自立し、家を出るときだ。子供が使っていた部屋はもちろんだが、ほかの部屋を見直すよい機会になる。
すでに別居しているなら、子供の私物がそのまま置いていないかチェックしてみてほしい。
もし、子供部屋が「物置き」になっているようなら、子供の手を借りながら、一緒に整理・整頓・片付けを実践してみることから始めてはいかがだろうか。(『終活読本ソナエ』2020年春号から随時掲載)