新時代のマネー戦略

お金が貯まる男の行動パターン 「貯蓄額」と「習慣」の相関関係

カクワーズ
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貯めてる男性は、特に「時間の管理能力」が高い

 ここまでの分析で、貯まる人は「物が少なくスッキリ」、そして「早寝早起き」であるという特徴がつかめてきました。ところが、この結果をより詳しく見てみたところ、男女では違いがあることが判明。「物が少なくスッキリ」はより女性で、「早寝早起き」はより男性の貯まる人にとって特徴的な行動習慣だったのです。

 『貯蓄H』『貯蓄M』『貯蓄L・M』を、男女に分けて分析した結果をご覧ください。

 グラフは、男性の『貯蓄H(年100万円以上)』で、平均より高く出ている行動の順に並べ替えたもの。最も高かったのは、「早起きしている」で+10.2%。他層と比べても、やや抜きん出ています。さらに、「夜ふかししがちだ」は平均より14.5%も低い。これも、他層と比べてダントツです。「早寝早起き」は貯まる男性で非常に特徴的な行動習慣といえます。

 さらに男性の『貯蓄H』では、「いつも約束の5分前には到着している」(+9.0%)、「忙しくても趣味や自分の時間を持っている」(+5.8%)と、『時間』に関する行動がトップ3を占めており、貯まる男性は、時間を管理する力に長けているといえそうです。

 一方、「物を少なく持ち、部屋をスッキリさせている」や「机やテーブルはいつも片づけている」が高かったのは、女性の『貯蓄H』。女性は「物」、男性は「時間」の管理が、貯蓄額により影響をもたらすと考えられます。

男性は早寝早起きで、貯蓄効果をさらに上げられそう

 実際に、貯まる人の生活を取材していても、大半の人が早寝早起きです。早く起きて、仕事や予定の段取りを確認し、効率よく1日を動かしています。

 それがなぜ、貯蓄によいのかというと、前述した通り、先を読んで行動することで、時間に追われなくなるということが大きいのだと思います。

 時間ややることに追われて焦ると、お金の使い方は雑になります。早起きして、やることを早め早めに片づけ、自分にゆとりを保てると、お金も落ち着いて使え、ムダな出費のでない1日が続くのです。

 今回の調査結果から、特に「早寝早起き」は男性にとって貯蓄に有効な行動習慣であることが分かりました。お金の見直しをする場合は、家計の数字ばかりでなく、早寝早起きにも取り組んでみると、より効果を発揮できるはず。まずは今より「30分早い生活」に、トライしてみませんか?

※1 2020年7月実施。対象者は全国20歳~64歳の男女900人。インターネットリサーチ。調査企画・データ提供:株式会社カクワーズ

※2 調査時の「貯蓄額」の定義:最近1年に収入から貯蓄した世帯の貯蓄額。預貯金のほか、積立投資、貯蓄型保険などへの積立額など含む(株などの資産は含まない)。同居でも親や兄弟の貯蓄額は含まないものとする。

お金が貯まる人への膨大な取材と調査データから「貯まる暮らし」を研究。ファイナンシャルプランナー(AFP認定)資格をもつライターが、定性&定量の両面から「貯まる人」の生活に共通する習慣や考え方を分析し、女性誌やWEBを中心に発信。代表書籍に「お金が勝手に貯まりだす暮らし」(リベラル社)などがある。

【新時代のマネー戦略】は、FPなどのお金プロが、変化の激しい時代の家計防衛術や資産形成を提案する連載コラムです。毎月第2・第4金曜日に掲載します。アーカイブはこちら

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