趣味・レジャー

自分で作るベビースターラーメン 大阪・ミナミの新名所に潜入

 津のおやつタウンでは、アスレチック遊具などが備え付けられているというが、敷地が3分の1ほどの大阪では、ソフト面で勝負。最新のデジタル技術を駆使したアミューズメントエリア「おやつパーク」が子供たちの人気を集めていた。大きな画面に映し出されるお菓子などをキャッチする「おかしなぐらぐら島」など、単純だが、点数を競って大人もつい本気モードに。

 おなかが空いたら「いつでも3時」がコンセプトの「スイーツパーク」へ。約25種類のスイーツやフードを取りそろえるほか、料理のトッピングなどに用いるベビースターの味は商品と少し変えているとか。ラーメンの湯切りをセルフサービスにしたのは子供たちに楽しんでもらうための工夫。季節限定の特別メニューもあってリピーターにはうれしい。

 開業初日は5千人を超える家族連れらでにぎわった。これは当初の集客予想の約4倍。改めてベビースターラーメンの人気を裏付けた。聞けば、津のおやつタウンも、津市中心地からクルマで約30分の距離にも関わらず、昨年7月の開館から40日で年間の集客目標40万人の25%を達成した人気だったという。約半数が関西方面からの客で、「次は関西の親子連れ、若い人に楽しんでもらおう」と、大阪での開業を決めた。嶋田さんは「遊びやお菓子作り体験を通じ、人と人との心の距離を縮められる場所にしたい」と話す。

 そうだ。おやつは人の心にそっと寄り添う癒やしの存在。だから子供の頃に親しんだ味は、大人になっても忘れがたいのかも。見渡せばベビースターラーメンばかりの場所で、そんなことを思った。

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