ヘルスケア

札幌・ススキノの接待飲食店、感染者が減少

 札幌市の繁華街ススキノ地区のキャバレーやホストクラブなど接待を伴う飲食店で、新型コロナウイルス感染が確認される従業員や客の人数に減少傾向がみられる。同市は7月1日から同地区の接待飲食店の感染者数を集計。1日当たりの確認数が11月下旬から減り、今月5日は新たな感染者が確認されなかった。

 北海道と同市は11日まで同市内の接待飲食店の休業とススキノ地区の居酒屋やラーメン店の酒類提供時短などを要請しており、同市の担当者は「感染拡大防止対策の効果が出てきたのではないか」と話している。

 札幌市では接待飲食店から家庭や職場へ、さらに病院や福祉施設などへと感染の連鎖が起きたとされる。同市の集計によると、感染者が確認されたススキノ地区の接待飲食店は今月5日時点で165店で、こうした店の従業員や利用客の感染者は市内だけで計564人に上る。

 感染拡大を受け、北海道と同市は11月7日、ススキノ地区の接待飲食店に営業時短を要請。同地区の居酒屋やカラオケ店などにも午後10時以降の酒類提供の自粛を求めた。

 この前後の10月25日~11月14日に、ススキノの接待飲食店の感染者の確認数は1週間に70人前後だったが、11月29日~今月5日までの1週間は12人だった。

 札幌市の陽性率も、1日当たり感染者公表数が市内で最も多い197人に上った11月19日は13・9%だったが、11月25日以降は10%を下回っている。今月5日は6・4%だった。

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