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頻発する車の立ち往生、原因は雪でなくガス欠だった
渋滞発生はないものの…
県警や同事務所によると、昨年は、ガス欠による立ち往生で渋滞が発生した例はないという。上り下りとも片側1車線区間がほとんどの山陰道だが、路肩や非常駐車帯に停止することで、立ち往生車両が完全に道路をふさぐことはなかった。
しかし、停車した車両の脇を通過する際に速度低下などの交通障害は発生する。さらに、高速道や自動車専用道での燃料切れによる停止は道交法違反となり、摘発されれば普通車で9千円の反則金が科され、交通違反点数も2点減点となる。
山陰道でガス欠による立ち往生が頻発する状況を受け、同事務所や県などは昨年11月、IC出口付近と一般道に、最寄りのGSまでの案内看板設置に着手。来年度いっぱいかけて、出口から2キロ以内にGSがある10のICを対象に看板を掲げる。
高市課長は「看板によりドライバーを導ければ」と効果に期待。一方、長砂隊長は「山陰道などを利用する際には、燃料残量やタイヤの空気圧などをチェックする『運行前点検』を心掛けてほしい」と注意を呼び掛けた。