趣味・レジャー

春の「連ドラ」レビュー GWのおうち時間 「配信」で追っかけ容易に

日テレ系「コントが始まる」 土曜午後10時

 高岩春斗(たかいわ・はると)=菅田将暉(すだ・まさき)、美濃輪潤平(みのわ・じゅんぺい)=仲野太賀(たいが)、朝吹瞬太(あさぶき・しゅんた)=神木隆之介=によるお笑いトリオ「マクベス」と、なぜかマクベスにハマってしまった中浜里穂子(有村架純)らによる青春群像劇。この4人がそろって平成5年生まれで、まさに黄金世代の俳優が集結した。

 結成10年で芽が出ないままのマクベスが、解散の是非をめぐって揺れる。特に春斗の胸中に去来する思いがあふれ出し、潤平との衝突や、瞬太への接し方など、“青春の蹉跌(さてつ)”といったものを如実に感じさせるところは、そんな時代を経験した層には、強い共感を与えるだろう。

 一方で、笑えそうで微妙に笑えないような、いかにもこの10年、売れてこなかったんだろうなと思わせるコントを、当代有数の売れっ子俳優たちが繰り広げるのも見ものだ。

 金子茂樹(しげき)によるオリジナル脚本で、マクベスの解散がどうなるのか。そしてそれぞれの人間模様がどう描かれていくのか。見どころは尽きない。

テレ朝系「桜の塔」 木曜午後9時

 警察が舞台といっても、刑事ものとは一線を画し、警視総監を目指す壮絶な権力争いを描く人間ドラマ。「3年A組-今から皆さんは、人質です-」の武藤将吾(しょうご)が脚本を手掛ける。

 主人公の警視庁捜査共助課理事官、上條漣(かみじょう・れん)=玉木宏=のダーティーさが際立つ。各話の事件で、裏から糸を引いているのがキャリアの上條。出世のため、悪魔に魂を売った上條の振る舞いが、今後の展開にどう影響してくるのか。

 幼なじみでノンキャリアの捜査一課、水樹爽(みずき・さわ)=広末涼子=は、上條の野望と手口を知り、強くいさめるが、その暴走は簡単に止められそうにない。

 また、上條の上司である刑事部長の千堂大善(せんどう・たいぜん)=椎名桔平、さらに警備部長の権藤秀夫(ごんどう・ひでお)=吉田鋼太郎、警務部長の吉永晴樹(よしなが・はるき)=光石研(みついし・けん)による権力争いも、一筋縄では行かなそうだ。

 上條を変えた父の死の真実や、1話で上條に引っかかり、罪を犯した揚げ句、逮捕された蒲生兼人(がもう・かねと)=森崎ウィン=の出方など、この先も注目点は多い。

TBS系「ドラゴン桜」 日曜午後9時

 桜木建二(阿部寛)の名せりふ「東大へ行け!」が一転、「お前ら、東大なんか絶対に行くな」へ。仰天の第2シリーズは、前作から15年余が経過し、劇中でも前作の15年後を描く。

 前作では山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶(あきよし)、サエコ(現・紗栄子)ら、そうそうたるメンバーが生徒役を演じた。今回の高橋海人(かいと)、平手友梨奈(ゆりな)、加藤清史郎らにも期待がかかるが、初回を見る限り、「東大専科」が回転し始めるまでには、第1シリーズよりも時間がかかりそうな雰囲気すらある。

 今回、長澤演じる水野直美は、桜木の右腕として登場。2年前の事件を機に落ちぶれた桜木を捜すところから始まったが、この事件を起こした米山圭太(佐野勇斗)が、水野の高校の後輩であり、大学の同期入学である坂本智之(林遣都)のIT企業で働いているのも奇々怪々。

 江口のりこ演じる龍海(たつみ)学園理事長が、桜木らの前に立ちはだかる。日曜劇場らしい味付けで描かれるこの後の展開が気になる。

テレビ東京系「珈琲いかがでしょう」 月曜午後11時6分

 平成30年4月に始まった「ドラマBiz」シリーズのほか、一時を除き、月曜午後10時に放送されてきたドラマ枠が、「ワールドビジネスサテライト」の枠移動により、午後11時6分からの「ドラマプレミア23」枠の放送となった第1弾。

 原作は、「凪のお暇」などでも知られるコナリミサトの同名漫画。主演の中村倫也(ともや)が、演じる主人公の「たこ珈琲」店主、青山一(はじめ)にそっくりと、放送前から話題を呼んでいた。

 1話で2本のエピソードが描かれるオムニバス。コーヒーにまつわる話を取り入れながら、登場人物の人生に寄り添っていく姿が描かれる。ぎすぎすとした今、この時代にしみる優しさだ。

 エピソードそれぞれに豪華ゲストが登場。オムニバスのため、1本平均20分強で描かれるのがもったいないほどのゲスト。

 その中で、ストーリーの縦軸として、杉三平(磯村勇斗=いそむら・はやと)が、青山を捜し続けているが、その金髪のいでたちはチンピラそのもの。青山の過去とどう関わっているかも見どころとなる。

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