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八坂神社で「大祓式」、茅の輪くぐり半年間の穢れを払う

 1月からの罪や穢(けが)れを払い残りの半年間の健康を願う神事「大祓(おおはらえ)式」が30日、八坂神社(京都市東山区)で営まれ、参拝者らが境内に設置された茅(ち)の輪(直径約2・5メートル)をくぐり無病息災を願った。7月1日からは、疫病退散の祭礼「祇園祭」が始まり、八坂神社では1カ月にわたり神事が執り行われる。 

 この日は、神職らが舞殿で祝詞を読み上げたり、形代(かたしろ)と呼ばれる人形(ひとがた)の紙に災いをうつしたりして疫病退散を願った。例年200~300人の氏子が参列しているが、今年は氏子組織「清々講社」の2人が代表して参列した。

 式後、参拝者らは願い事をしながら、「8の字」を描くように茅の輪をくぐった。茅の輪は、祇園祭が終わる7月31日にも設置されていたが、新型コロナウイルス収束を願って昨年3月下旬から、コレラが流行した明治10年以来144年ぶりに設置され続けている。

 大阪府八尾市から家族4人で参拝に訪れた会社員の田中和昭さん(36)は「家族の安全とコロナ収束を願ってくぐった」と話していた。

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